ユーザーガイド
このユーザーガイドは、圧力スイッチを使用した機械,装置,設備などの組立,操作,保守点検を行う方で、これらの機器に対して十分な知識と経験をお持ちの方を対象としています。
また、組立,操作,保守点検にあたっては、このユーザーガイドの内容をよく理解したうえで実施してください。
お取扱いについて
結線図一例
この圧力スイッチにはモーター過負荷防止装置が搭載されていないため、1.5kW以上の容量の負荷には、マグネットスイッチなどを併用して使用してください。
レリーズバルブについて
PSP-200Aは各コンプレッサーメーカーのレリーズバルブが取付けられます。
レリーズバルブの押上げ動作に必要な力は使用圧力に比例し、使用圧力の上昇により押上げ動作に必要な負荷が増します。
もし、適応外のレリーズバルブを取付けますとコンプレッサーは動作不良を起こし、圧力スイッチの接点開路が出来ず、レリーズバルブからエアーが洩れ、コンプレッサーは回転を続行し、モーター損焼の原因なりますので必ず使用圧力に適応したレリーズバルブを取付けて下さい。
また、メーカーにより配管サイズが異なりますので、必ず配管サイズを確認し適合したレリーズバルブを取付けてください。
なお、当社製レリーズバルブの場合、レリーズバルブプランジャーピンと、製品背面の押上げ調整ボルトとの無負荷時のクリアランスは、約0.5㎜~0.7㎜位が最適です。
ご使用上の注意点
分解、改造、修理は行わないでください。
けが、故障の恐れがあります。
通電中は内部端子に触れたり、水をかけたりしないでください。
感電・誤動作・製品破損の恐れがあります。
屋外雨ざらしで使用しないでください。
屋内専用の製品になりますので、屋外では使用できません。
高所からの落下や外部から大きな衝撃を与えないでください。
設定値変動による誤動作・製品破損の恐れがあります。
本体周囲温度:-5℃~75℃以内、流体温度:-5℃(凍結なきこと)~90℃以内
の環境下で使用してください。
配管においては、スパナ等の工具を使用し、流体受圧部の六角部分をまわし
固定してください。なお、取付、交換作業時はけがの恐れがありますので
配管中を減圧し、大気圧の状態を確認してから行ってください。
本製品は、通常垂直に取付けますが、スペースの関係で水平、横倒しでの
取付けも可能です。ただし、この場合圧力設定値に若干変化がみられる場合が
あるのでご注意ください。なお、逆さには取付けできません。
仕様範囲を超えて使用しないでください。
耐圧力以上の圧力が加わった場合、センサー部の破損、変形の恐れがあります。
受圧部材質は、鋼材+銅合金(ベローズ材質:リン青銅)を使用しております。
それらを侵す流体には使用できません。
流体が水や油等の液体の場合、脈動脈圧に注意してください。
製品寿命が著しく低下し、誤動作、製品破損の原因になります。